当院では今月の中旬から体調不良を訴える方が増えており、その原因は様々ですが、何よりこわいのが熱中症に気づいていない場合です。ぜひ、熱中症の簡単な説明とについてもご紹介します。
人間の身体は、平常時は体温が上がっても汗や皮膚温度が上昇することで体温が外へ逃げる仕組みとなっており、体温調節が自然と行われます。熱中症は、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりして、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざまな症状を起こす病気です。
そして、熱中症にかかる方の特徴を
①熱中症発症者の3‐4割が室内である
②熱中症での死亡率は高齢者が多い
③寝不足は熱中症にかかりやすい
この3つについて解説していきます
①熱中症発症者の3‐4割が室内である
近年の室内熱中症の発生状況から総務省消防庁によれば、2017年から2019年の熱中症発生場所は3割から4割が敷地内全ての場所を含む住居となっており、室内での熱中症の発生も多くなっています。主に環境要因である室温や湿度の高さ、風通しの悪さが原因と考えられております。そのため、エアコンやサーキューレーターを使うなどの室内の温度・湿度の環境を整える必要があります。
②熱中症での死亡率は高齢者が多い
熱中症の重傷者および死亡率が高いのが圧倒的に65歳以上の高齢者です。厚生労働省の調べで2020年の熱中症での死亡率で65歳以上が86.1%で過去5年間で最多です。
どうして、熱中症になってしまうのかその点について解説していきます。
③寝不足は熱中症にかかりやすい
これは西川株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役社長:西川 八一行)と睡眠と熱中症の関係性について調査で、熱中症救急搬送者数に影響を与える要素として、中途覚醒時間、すなわち睡眠効率が影響を及ぼしている可能性があることを発表しました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000040006.html
また、睡眠不足の状態では普段よく眠れた人比べると、気温の高い環境では汗をかくことが緩やかで、体温調節の対処がうまくできないようです。
次回は熱中症対策について、8月13日に追記予定です。
申し訳ありません。8月24日に追記致します。
健康について大事なことなので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
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